週刊こどもニュース:1999.11.7
はい、はあい。もうお願いされて張り切っちゃって、いろんなニュースを集めましたよ。それでは、いってみましょう。世の中まとめて1週間。
[アトムで「おめでとう」] 1日(月)
来年のお年玉付き年賀はがきが1日月曜日から売り出され、東京中央郵便局で記念の式がありました。今年全国で売り出されるお年玉つき年賀はがきは、全部で42億5千万枚です。はがきは普通1枚が50円ですが、年賀はがきのなかには5円を寄付する55円のものがあります。これを寄付金付き年賀はがきと呼んでいます。寄付金付きは裏に絵が書いてあって、このなかには「アトムのお正月」という漫画を書いたものがあります。年賀はがきの受け付けは来月15日から始まり、20日までに出すと、2000年1月1日という日付が入ります。
[会えるといいね] 1日(月)
今から60年ほど前、日本と中国が戦争をしていたとき、日本は中国大陸に「満州国」という国を作り、大勢の日本人が中国大陸に行きました。その後、日本が戦争に負け、ほとんどの日本人は日本に帰りましたが、なかには中国に取り残された日本の子供たちがいました。中国残留孤児といいます。この人たちは中国人に育てられ、今では50歳以上です。この人たちは自分の親やきょうだいを捜していて、今年は、1日、20人が日本にやってきました。戦争が終わって50年以上も経ち、昔のことがだんだんはっきりしなくなり、毎年、親や親戚に会える人は少なくなっています。そのため、日本に来て親戚を捜す調査は30回目の今回で終わります。来年からは日本の担当者が中国を訪れ、残留孤児に会って調査することにしています。
[オウムの活動おさえる法律] 2日(火)
オウム真理教というグループは、4年前、東京の地下鉄にサリンという毒ガスをまいて大勢の人を殺したという罪などで、リーダーや幹部が裁判にかけられています。オウム真理教は現在も全国各地で活動を続けていて、そこに住んでいる人たちに不安を与えています。そのため、政府はオウム真理教の活動をおさえようと、新しい法律の案を、2日火曜日、国会に出しました。その案では、“以前大勢の人を殺したりしたグループに対し、警察などがグループの活動を一部禁止することができるようにする”となっています。また、地下鉄サリン事件などで被害を受けた人たちを助けるため、“オウム真理教の財産を取り上げ、被害者に配ることが今よりもっとできるようにしよう”という法律の案も、国会で議論しています。
[会社全体で「おどし」?] 2日(火)
日本では今、銀行が会社にお金をなかなか貸さない「貸し渋り」が問題になっています。そこで、どうしてもお金を借りたい会社は、銀行とは別にお金を貸すことを商売にしている会社からお金を借りることがあります。こうしたお金を貸す会社の一つに、「日栄(にちえい)」という会社があります。この日栄の元社員が、貸したお金を「返せ」と言うとき、ひどい言葉を使って相手を脅していたことがわかり、逮捕される事件が先月ありました。このため大蔵省は、日栄が会社全体で脅したりする法律違反をして「返せ」と言っているのではないかと、2日、日栄の松田一男(まつだかずお)社長を呼んで、話を聞きました。
[今度は隠してた] 4日(木)
神奈川(かながわ)県警察本部の警察官が、今度は覚醒剤をこっそり使っていたことがわかりました。覚醒剤というのは、使うと頭が混乱したりする、とっても恐ろしいものです。この警察官は、3年前、おかしなことを言ったりするようになったので、警察のなかの研究所で検査した結果、覚醒剤を使っていたことがわかりました。ところが、神奈川県警察本部の当時の幹部は“こんなことがみんなにわかってはまずい”と考えて、このことを隠し、他の理由でこの警察官を辞めさせただけで、知らん顔をしていました。このことがわかったので、神奈川県警察本部は改めて調べ直し、覚醒剤を使っていた元警察官を、4日木曜日、逮捕しました。神奈川県警察本部では、警察官が証拠の品物を勝手に持ち出したり、別の警察官が仲間の警察官に暴力を振るったりする事件があり、先月初め、2人の警察官が逮捕されています。また、この2つの事件では、うその説明をしていたことで、神奈川県警察本部のトップが責任をとって辞めています。
以上、世の中まとめて1週間でした。